2026.1.30
ブログ
昨年の今頃のこと。
体調を崩して病院へ向かった会員様は、そのまま入院となり、
その後も退院と再入院を繰り返す日々が続きました。
今では車いすでの生活となり、ご自宅の3階へ上がることが難しくなっています。
それでも、「もう一度、自宅で仏壇の前に座り、手を合わせたい」
その願いを、会員様は何度も私に伝えてくださいました。
会員様は身長180cm、体重75kgほど。
私の力ではとても背負って階段を上がることはできません。
そこで、山で荷物を人力で背負って運ぶ“歩荷(ぼっか)”の方に力をお借りし、
なんとかご自宅までお連れすることにしました。
しかし、いざ階段を上ろうとすると、
身体の痛みが強く、背負われることも叶いませんでした。
どうしたものかと考えた末、
「それなら仏壇を下ろしましょう」となり、
大切な仏壇を1階へ移動することにしました。
そして、仏壇の前に座った会員様は、
静かに両手を合わせ
その瞬間、堰を切ったように涙を流されました。
どれほど帰りたかったのか。
どれほど会いたかったのか。
仏壇の前で流された涙は、言葉のいらない想いそのものでした。
その姿を見守りながら、
「こんな支援ができて本当によかった」
心の底から、そう感じました。
人が大切にしてきたものに、もう一度ふれられるように。
その願いのために力を尽くせることが、
私たちの何よりの喜びです。

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